ホーム>“レーザ溶着”って何?のおはなし その1
カテゴリー: CAFETERIA OF LASER WELDING
投稿日/2010/06/14 17:01 投稿者:Orient black
レーザ溶着で使用するレーザは一般的には赤外線レーザを使用します。その中でも汎用性に優れた近赤外線半導体レーザが主流です。 レーザビームを使う事は、最先端で“かっこいい”と思います。子供の頃にアニメや漫画で憧れたビームを悪者を倒すイメージがありますよね。これを使ってプラスチック接合に利用しているのがレーザ溶着です。
実際にレーザ溶着を実施すると、正直な感想として“えっ”これでくっついているの??? 音も無ければ、溶着した形跡も無い。もちろん光は見えません。(高出力の赤外線ですから保護具を忘れずに….)
最適な条件でのレーザ透過溶着法では、こんな印象をだれもが持つでしょう。
つまり、何が起こったか分からない状態で部品や部材が溶着出来れいれば、最適な条件だとも言えます。条件が合っていない場合、レーザ光の入射層での表面焼けもしくは傷痕がみられ、煙(ガス)の発生などで樹脂(プラスチック)の分解が起こります。 変な現象が見れたら溶着強度は極めて弱く、もしくは溶着していません。光(ビーム)とは正直な存在とも言えます。
つまり、レーザ溶着における不具合の原因は、レーザの条件以外にあるとという事です。
2つ以上のキーワードで検索される場合は、キーワードとキーワードの間に半角スペースを挿入してください。
(※And検索のみ)