LTW(R) レーザー透過溶着法が切り拓く、新しい樹脂溶着の世界。
 
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Hybrid-LTW®工法は,特に大型部品の溶着工法の一つとして201610月に発表致しました。

本工法は2007年オリヱント化学工業で発表した、ACW®工法(吸光度制御法)」1) http://www.ltw.jp/contents/acw01.htmlと同時期に発明されていました。現在ではレーザー透過溶着法の課題が顕在化されて、ユーザーニーズに合致する機会を得て提案するに至っています。

本工法はLTW工法(レーザー透過溶着法)ACW®工法(吸光度制御法)との特長を併せ持った新しい工法となります。

Hybrid-LTW®工法は、図1に示すように、レーザーを照射する部材(照射層或いは透過層)と吸収される部材(吸収層)の2つの光学的に異なる樹脂組成物から成り立っています。
 ・レーザーを照射する部材側⇒ACW®工法で用いる光浸透性組成物(ACW®組成物)
 ・吸収部材⇒一般的に広く使用されている黒色標準成形材料或いは弊社が提案している「eBIND® LAW®-series
 を用いる事により最適化が出来ます。


【図1.Hybrid-LTW®工法とは】

(1)隙間・ギャップに強い 
 レーザー樹脂溶着において、成形による樹脂の引けや反りは、接合部分に隙間(ギャップ)を作り溶着不良の原因となります。

本工法はレーザーを照射する部材側に光浸透性組成物(ACW®組成物)を用いているため、レーザー光は樹脂内部を加熱し、樹脂を溶融しながら深部へ浸透し、膨張します。

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通常のレーザー透過溶着法では,0.05mm隙間で溶着強度が低下し,僅か0.1mm隙間でも溶着できません。しかし、Hybrid-LTW®工法にて実験した結果では, 0.05mmの隙間でも、通常のレーザー透過溶着法において隙間がない状態と同程度の溶着強度を得ることが確認されました。

隙間・ギャップに強い


(2)大型部材同士の溶着に最適 
 隙間・ギャップに強いHybrid-LTW®工法であるため、大型部材同士や面精度の低い部材同士の溶着に有利です。


(3)低エネルギー・タクトタイムの短縮 光浸透性組成物(ACW®組成物)同士の溶着と異なり、本工法は光浸透性組成物を照射層のみに活用する事により、吸収性組成物の熱伝導・発熱量が大となり、ACW®工法と比較して、低エネルギー/タクトタイムの短縮が達成できます。

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(4)高い溶着強度
 本工法はレーザーを照射する部材側に光浸透性組成物を用いているため、レーザー光は樹脂内部を加熱し、樹脂を溶融しながら深部へ浸透し、膨張します。
 その結果大きな溶融プールを形成するHybrid-LTW®工法は、通常のレーザー透過溶着法より、高い溶着強度(引張せん断強度)を得ることができます。
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(5)Hybrid-LTW®工法の特許権取得

 オリヱント化学工業はHybrid-LTW®工法に関する特許権を取得しております。特許権の有効活用のために、積極的なライセンス活動も展開しております。

■Hybrid-LTW®工法に関するご質問はお問い合わせをご利用下さい。

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オリヱント化学工業株式会社