LTW(R) レーザー透過溶着法が切り拓く、新しい樹脂溶着の世界。
 
    contents
ACW溶着法とは
 
   
HOME
プラスチックの主な用途
プラスチックの使用状況
プラスチックの接合方法
レーザー透過溶着法とは
レーザー透過溶着法の特徴
レーザー透過溶着法に使用されるプラスチックと着色材料
ACW溶着法とは
ACW溶着法の利点
技術ライブラリ
eBINDとは
FAQ(よくある質問)
→ LTW関連企業のリンク
→ お問い合せ

→少量サンプル注文サイト
→SDSダウンロードサイト
一言でいいますと、1種類の樹脂材料同士で、レーザー溶着を行う方法で、樹脂材料の透過と吸収のバランスをコントロールすること、つまり、吸光度制御法(Absorbance Control Welding)であり、弊社ではACW®溶着法と呼んでいます。

既存のレーザー溶着法は、レーザー透過溶着法(LTW法)で説明致しましたように、
「レーザー透過溶着法とは」「レーザー透過溶着法の特徴」

一方をレーザー光に対して透過性(非吸収性)とし、他方をレーザー光に対して吸収性として、レーザー光を透過性の樹脂側から照射する工法です。
照射されたレーザー光は、透過性樹脂を透過して吸収性樹脂に吸収され、発熱溶融し溶着を行ない、その際溶着界面に溶融プールが形成されます。(図1)

図1 レーザー透過溶着法 拡大する

それ以外で既存のレーザー溶着法としては、レーザー吸収法があります。 レーザー吸収法の原理は、レーザー透過性部材の間に、レーザー吸収体を挟んで、透過性の部材側からレーザー光を照射する工法です。照射されたレーザー光は、透過性樹脂を透過して吸収体に吸収され、発熱溶融し溶着が行われます。(図2)

図2 レーザー吸収法 拡大する

しかしながら、レーザー透過溶着法(LTW法)やレーザー吸収法にはいくつかの問題点があります。

●レーザー透過溶着法(LTW法)
短所1 レーザー光透過性樹脂とレーザー光吸収性樹脂の2種類の部材を必要とし、これら2種類の部材は別々に製造しなければならない。
短所2 レーザー光を照射できる方向もレーザー光透過性樹脂側に限定される。
短所3 2種類の樹脂の製造工程管理、在庫管理等が必要である。

●レーザー吸収法
短所1 樹脂とは別にレーザー光吸収体が必要であり、溶着体を挟む工程が必要となる。
短所2 樹脂とレーザー光吸収体との製造工程管理、在庫管理等が必要である。

▲ページトップへ戻る


上記の問題点を解決するために当社では、樹脂材料の透過と吸収のバランスをコントロールすることで、1種類の樹脂材料同士のレーザー溶着を可能とした、「ACW®溶着法」という新しい樹脂溶着工法を開発致しました。

ACW®溶着法の原理は、樹脂材料の透過と吸収のバランスがコントロールされたレーザー光透過吸収性樹脂を準備した後、1種類の樹脂材料同士でレーザー溶着を可能とした工法です。
照射されたレーザー光は、樹脂内部まで溶融プールを形成させ、1種類の樹脂材料同士でレーザー溶着が行われます。(図3)

図3 ACW(R)溶着法 拡大する


→ 次にACW®溶着法の利点について解説致します。

→ ACW®溶着法に関するご質問又はACW®溶着用着色剤についてのご質問等はお問い合わせをご利用下さい。

→ 更に詳細なACW®溶着法の資料に関しては技術データライブラリよりご参照下さい。
 
  ▲ページトップへ戻る  
オリヱント化学工業株式会社